今年のアカデミー賞で見事に脚本賞を射止めたのは
主要4部門にノミネートされた青春ドラマ『JUNO/ジュノ』。
この注目作が、いよいよ6月14日から公開になる。
ストーリーはヒロインのジュノはどこにでもいそうな16歳の少女。
クラスメートと興味本位でセックスをしてしまった彼女は
予期せず妊娠をしてしまう。

最初は堕胎も考えたが、産むことを決意。当然、学生の身であり
まだ自分では育てられないので、理想的な里親を探すことに。
そして、子宝に恵まれないが仲むつまじく、裕福な若い夫婦に
目星をつける。しかし、ジュノが彼らと関わりを持つようになったことで
この若夫婦が水面下で抱えていた問題が一気に噴出することになる。
監督は『サンキュー・スモーキング』(2006年)の俊英ジェイソン・ライトマン。
型にはまったドラマ作りを回避し、脚本のリアリティーを殺すことなく
持ち味であるコメディー・センスを発揮している。繊細と呼べる演出は
アカデミー監督賞ノミネートのお墨付きを得た。同主演女優賞候補と
なったエレン・ペイジの肩肘の張らない自然体の演技も
もちろん注目に値する。このさくひんのシナリオライターの
ディアプロ・コーディは、高校時代の友人の妊娠をヒントに
このシナリオを書き上げたという。彼女は「ジュノと友人の
バカげたセリフのやりとりは、私と友人の会話そのままなの」と語るが
いかにも10代の女の子が言いそうな生き生きとしたセリフは印象に残る。
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